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ヒトカラマニア

…ですが、今は体のメンテナンスの優先順位が高くなってしまい、あまりヒトカラに行けてません/(^o^)\

映画『楢山節考』(1958年)を観ました*ネタバレです
2009-03-24 00:00

 映画『楢山節考』のDVDを、TSUTAYA DISCASでレンタルして、先日、観ました。

江戸時代と思われる時代の或る村。70歳になった者は「楢山まいり」に行くことになっている。
「おりん(田中絹代)」は69歳。45歳の息子がいる。嫁はすでに事故死。孫も3人くらいいる。
ある日、故郷の村で夫を亡くした45歳の女性がいると分かり、息子の後妻にもらうことにする。
祭の日、1人でやってきた、新しい嫁。「おりん」はあたたかく迎え、年に1度の白米をふるまう。
そして冬になり、頃合いを見計らって、「おりん」は息子に背負われ、「楢山さま」へ。


変わった雰囲気の映画でした。まず、すべてのシーンをスタジオの中で撮影したようでした。そして、ストーリーが、長唄で説明されます(演奏者は映りません)。そして、セリフまわしが、リアリズムを追求したものではなく、様式を重視した感じです。

70歳になったおじいさんやおばあさんが、一律に山へ行って凍死もしくは餓死しなければいけないという決まりは、21世紀の東京に住む私には奇異に思えます。
というのは、「おりん」の健康状態は、農作業もできるし、食事も普通にできるし、
誰にも迷惑をかけていないどころか、人の役に立っているからです。
しかし、人の役に立つ立たないが問題なのではなく、経済の問題が最優先ということらしいです。
限られた収入で、家族が暮らしていくために、人生に定年をもうけているのです。
びっくりするような社会的試みだと思いました。
「おりん」が山へ行く日を心待ちにしているらしいことや(ちなみに隣のおじいさんは怯えて、山へ行くのを嫌がっています)、老人らしくなりたいと歯を自分で折る行為にも驚きました。

あと、夫を亡くしてすぐ、別の村へ後妻に行けと言われて、従うというのもビックリでした。


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