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ヒトカラマニア

…ですが、今は体のメンテナンスの優先順位が高くなってしまい、あまりヒトカラに行けてません/(^o^)\

小説『アンガージュマンの入口』第12回
2015-04-05 20:30







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(2001/03)
ボーヴォワール

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小説『アンガージュマンの入口』(便宜上、第12回)




”アンガージュマン”?!
 この言葉、聞いたことある。
 そうだ。
『渚にて』の前に読んだ、ボーヴォワールの『第二の性』に出てたんだわ。
 あの時は意味がよくわからなかったけど……”自立した女性はアンガージュマンを持つ”……”政治的参加”……なるほど、意味が通ったわ。ボーヴォワールとサルトルが、ボキャブラリーを共有してるなんて、ありがちだけど、すてき!
 ジャン=ポール・サルトルと、シモーヌ・ド・ボーヴォワール。
 ふたりとも今世紀の、でも今は亡きフランスの思想家なんだけど。
 一生涯の恋人として結ばれた男女でもあるのよ。
 いいよねー、そういうのって。
 憧れてるの。
 そういう知的で情熱的なカップルに、ヒデちゃんと、なりたいのっ!
 さっきよりももっと集中して、杉山先生のお話を拝聴してしまおう。
「サルトルの思想では、現代ではアンガージュマンしていない人は誰ひとりとしていないというんですね。政治に関心がなくて、世捨て人のような生活をして薔薇なんか育てていても、その人の無関心が戦争推進者を助けて、彼の薔薇の上に原爆を落とさせるのだから。浮世離れしたことをやっていれば政治の醜さから逃れられると思ったら大まちがいだ、とまあ、サルトルの考えではそうなわけです」
 !!
 浮世ばなれ。
 してるね。あたしも。
 ヒデちゃんも。
 ノボルさんだって。選挙なんかちゃんと投票しに行ってるかどうか怪しい。
 いったい今の日本で、いわゆる政治家と呼ばれる人たち以外で真剣に政治のことを考えてる人なんて、何人いるだろう。
 でもって。
 真剣に考えないってことが、悪い意味での政治的参加になるとすると。
 ヤバいんじゃないかなあ、このままじゃ……。
 ヒデちゃんと、この話、してみたいな。
 あ、でも、サルトル以外の偉人は、どう考えてるんだろう。
 …………。
 困ったなー。
 いろいろ勉強しないと、自分の”見解”は出せないわ。


     4
「アンコール!!」
「そぉれ!」
「アンコール!!」
「そぉれ!」










つづく。











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