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ヒトカラマニア

…ですが、今は体のメンテナンスの優先順位が高くなってしまい、あまりヒトカラに行けてません/(^o^)\

小説『アンガージュマンの入口』第5回
2015-03-18 19:43







渚にて 人類最後の日 (創元SF文庫)渚にて 人類最後の日 (創元SF文庫)
(2012/10/25)
ネヴィル シュート

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小説『アンガージュマンの入口』(便宜上、第5回)




 音がまた良いんだ、これが!!
 シックスティーズは、たまあにテレビに出ることもあるけど、そういう時の調整されちゃった音よりも、ライブのほうが絶対好き!

 白いワンピースの人と別れて、再び地下鉄日比谷線の階段を降りる。
 あの人は独身で、雑誌の編集の仕事してるんだって。
 あたしも大学出て翻訳家になれたら(なりたいのだ)、自由業だから、彼女のようにずっと独身でもカッコ良いかしら?
 ふう。
 シックスティーズは今日、5曲しか歌ってくれなかったけど、とっても充実した良いステージだった。
 帰ったらノボルさんに手紙書こう。


     2
 翌日。
 ゆうべは帰宅してお風呂に入って手紙書いて、夜中だってのに投函しに行って、そのまま『オールナイト・フジ』を最後まで観てから寝たので、今朝はゆっくりだった。
 残りのゴールデン・ウィークは、何も予定がない。だから読書。
『渚にて』を読み終えた。
 核戦争が起こって、人類が絶滅する話だった。登場人物たちは、怯えたり取り乱したりしながら、最後には放射能に侵されて死ぬ。
 吐いたり、下痢したりして、弱っていくの。
 放射能にやられるのって、こんなワンパターンなのかなあ? と思った。
 で、次はサリンジャーの短編集なわけ。
 読書は好きだけど、文学部の学生は、先生が読みなさいっていう本をクリアーするために、かなりの時間つかうのよ。
 おまけに、あたしなんか、図書館の本は、あんまり読む気がしないの。手垢とか、意味不明のシミとか、汚いんだもん。
 だから本代がすごくて、……でもお金は父親が出してくれるからいいとしても、部屋が狭くなってくるのよね、本が増える一方で。
 さて。
 うちは、読書するには最適の環境だ。
 騒音がないから。
 住宅地だから、昼間はちっちゃい子たちが遊んでる声が聞こえるけど、窓を閉めとけばそれほど気にならない。
 そして、家の中にも、あたし以外の生き物がいることは少ないのよ。
 あたしには、きょうだいがいないし。
 母親は6年くらい前に死んじゃったし。
 父親は、……彼の生活は出張だらけなので、たまに彼が2日連続して家にいたりすると、彼のたてる音がわずらわしいくらい、静かな環境に慣れちゃった。
 あ、もちろん、シックスティーズのカセットは、大音量で聴いちゃうけどね。
 てなわけで。
 サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』(文庫本だけど、当然、新品)を開く。

 シュールな世界が広がってしまった。










つづく。











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