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ヒトカラマニア

…ですが、今は体のメンテナンスの優先順位が高くなってしまい、あまりヒトカラに行けてません/(^o^)\

小説『アンガージュマンの入口』第1回
2015-03-11 23:50







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(2014/05/25)
図子 慧

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1986年4月にチェルノブイリ原発事故がありまして
その時に自分が体験したり考えたりしたことを
その年の7月までに小説の形にして
集英社のコバルトノベル大賞(当時)に送りました。




ちゃんと規定の枚数を守り
日本語が正確で
起承転結に破綻はなかったので
1次予選は通りました。




ですが、
2次は通りませんでした。




その時(第8回)
コバルトノベル大賞を獲ったのは
図子慧さんの『クルト・フォルケンの神話』という作品でした。

上のアフィリエイト画像は、図子さんの近作です。

検索したら出てきたので、
私は読んではいないのですが。




1986年のコバルトノベル大賞に応募した原稿のコピーを
29年間、保管していました。

このたび、その紙を断捨離しようと思います。

ですが、
捨てる前にブログに掲載しようと思います。




21歳の私の文章を
読みたくないかたはスルーしてください。

∑('0'*)ハッ!
そんなこといったら
数え年51歳(今月は誕生月なので満年齢は言いません)の私の文章も
もちろん読みたくない方はスルーしてますよね(笑)









『アンガージュマンの入口』(便宜上、第1回)




1986年4月27日、ソ連・チェルノブイリ原子力発電所にて爆発事故発生。放射能の塵は、風に乗って北半球全体に飛んだ--。

     1
 地下鉄で日比谷駅に着いた。改札を出て、『日比谷公園方面』の矢印を見て階段を上がる。
 やっぱり雨が降ってる。今日は一日、雨だろうな。
 傘を開いて歩き出す。右手に見える森(って言ったら大げさかな)は全部、日比谷公園であるらしい。
 50メートルほど歩いて、入り口を見つけた。公園の見取り図が大きな板に書かれている。野外大音楽堂は、この図によると左上の端だ。この位置をめざして歩こう。
 けっこう広いんだな、日比谷公園て。
 噴水がある。これがあの有名な……。
 また機動隊のおじさんがいる。
 最近(今日は5月3日だ)この辺にいる警察関係の人って、実は青森の人だったりするのよね。サミットだから。
 宣伝カーの音も、けっこう聞こえる。でも発音が不明瞭で、何を言ってるのか聞きとれないから、極右団体なのか政府広報なのか(そういうのはないか)、ワケがわからない。
 スタジアムの壁のようなものが見えてきた。これが野外音楽堂なのね。
 出入り口付近のコンクリート上には、20人くらいの人がいる。通行人が彼らをまとめて見れば、今日これからここで、ロックのコンサートがあるってことは一目瞭然だろう。
 いちおう列のようになっていたので、最後部らしいカップルに訊ねてみた。
「これ、ロック・フェスティバルの列ですよね?」
「と思いますけど」
と答えたのは、女の人のほうだった。ウエーブがかかった長い髪がきれいだな。
 彼女の後ろに並んで落ち着く。時計を見ると、まだ10時過ぎだ。今日は開場12時、開演1時なのだ。
 でもそれにしても、もっといっぱい来てるだろうと思ってた。この時間なら。だって、このあいだのシックスティーズのバンド結成5周年記念ライブの時は、午前3時から並んでた娘たちがいたって話だったもの。
 ん。
 ジョイントだからかしら、今日は?
 あるバンドの熱烈なファンでも、ジョイントだと、共演バンドが気に入らないと行かないっていう人は、確かにいるのだ。
 今日出演する8つのバンドは、インディーズ(マイナー志向の、ジャンルにこだわるアーティストたち)ばっかりだもんね。わかる気はする。
 でもきっと、一番の原因は、この雨だわ。
 よほど気合いが入ってないと、濡れたベンチに座って観るのなんて、ヤよね。
 ひょっとすると、チェルノブイリ原発事故のせいもあったりして。放射能入り雨、とか。
 でもそれは杞憂だ! 気象庁の発表では、ソ連を通るジェット気流が日本にやってくるまでは、あと1週間はかかるっていうじゃない?
 日本のエラい人は頭いいんだから。あたしは信じてる!










意外と疲れますね。

改行の少ない文章を読むのは。

今日はこれくらいにしておきます。











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